
職場のDX化(デジタル・トランスフォーメーション)が必要と言われて、もうしばらく経ちます。
それでも現場では、
という声をよく聞きます。 便利なツールはどんどん増えてきているのに、選ぶ以前の段階で止まってしまう。
実はこれ、珍しい話ではありません。
会社に提案をする前に情報を集める時点で、すでに差が出てしまうことが多いのです。
職場のDX化が進まない本当の理由
DXが進まない理由は、「やる気がない」からではありません。
むしろ逆で、情報が多すぎて手を付けられないことが原因になりがちです。
検索すると、専門用語、横文字、知らない会社名ばかり。
総務としては、
という気持ちも強くなります。
その結果、調べること自体が負担になってしまうのです。
まずは「探し方」を変えてみる
カオスマップを使う
DXの全体像をつかむには、「カオスマップ ダウンロード」で検索してみるのがおすすめです。
業界ごとに、どんな便利なツールがあるのかを一覧で見ることができます。
細かく理解しなくても大丈夫です。
「こんな分野があるんだ」と眺めるだけでも、アンテナが立ち始めます。
検索エンジン+AIを活用する
最近のGoogleなどの検索エンジンは、AIが搭載されており、かなり噛み砕いて教えてくれます。
この程度の言葉でも、十分ヒントは拾えます。
営業資料は「断らずもらう」
営業電話=悪ではない
営業電話は敬遠されがちですが、資料を送ってもらうだけでも十分参考になります。
興味がなければ、後から断れば問題ありません。
資料送付後にWeb面談を依頼されることもありますが、無理に応じる必要はありません。
「今回は見送ります」で大丈夫です。
資料から広げる検索
営業資料には、必ずキーワードがあります。
その言葉をもとにさらに検索すると、他社製品も自然と見えてきます。
こうして少しずつ、検索の精度が上がっていきます。
無料期間は積極的に使ってみる
私自身、長く総務に携わってきた経験から言うと、最初は大手企業や知名度が高いサービスの無料期間を活用するのが一番ハードルが低いです。
理由はシンプルで、知名度が高いツールほど、Webサイトやブログ、YouTubeなどで解説している人が多いからです。
操作方法につまずいても、「ツール名+使い方」「ツール名+評判」で検索すれば、だいたい誰かが答えを出してくれます。
これは実務ではかなり助かります。
マニュアルを一から読む時間がなくても、必要な部分だけを拾いながら進められるからです。
一方で、聞き慣れない会社やサービスは、どうしても情報が少なくなります。
そのため、そのジャンルのツールにある程度詳しくなってから手を出す方が無難だと感じています。
まずは安心して触れるツールで感覚をつかむこと。
一度使ってみると、「ここは便利だけど、ここは合わないな」といった気になる点が必ず見えてきます。
そうすると、次に検索するときの言葉が具体的になり、自然と検索の精度も高くなっていきます。
うまく使いこなせるか不安になる
と、責任の重さに悩むこともあるでしょう。
そんなときは、まず自分やチーム内だけでこっそり試してみるのも一つの方法です。
小さい範囲で実際に触って手応えを掴んでから、少しずつ周囲に広めていく。
そのくらいの進め方のほうが、結果的に失敗しにくいと感じています。
また、「導入して誰も使わなかったらどうしよう」という責任に悩む場合もあるでしょう。
まずは自分やチーム内だけでこっそり試して、手応えを掴んでから周囲に広めるなど、小さい範囲で実際に触ってみると安心です。
まとめ:情報は「探しに行く」より「集まってくる」
職場のDX化や効率化が進まない原因は、ツールそのものではありません。
多くの場合、調べ方がわからない状態で立ち止まってしまうことが原因です。
会社に提案をする前に、情報を集める時点で差が出てしまう。
これは総務だけでなく、一般社員や役職者にも共通する悩みだと思います。
最初から正解を探そうとしなくても大丈夫です。
その一つひとつが、確実にアンテナを育ててくれます。
情報は、「完璧に調べよう」と力を入れたときよりも、
少し意識を向け続けているときの方が集まってくるものです。
職場のDX化や効率化は、特別な人だけが進めるものではありません。
調べ方を知るだけで、見える景色は大きく変わります。
「何を導入するか」で悩む前に、まずは「どう情報を集めるか」を整える。
それが、無理なくDX化を進めるための一番現実的な第一歩ではないでしょうか。
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