
11月も終わりに近づき、街は忘年会シーズンでにぎわい始めます。
しかし、現場の社員の中には
といった声も少なくありません。
忘年会などの社内行事は本当に必要なのか、何のために行うのか。
今回は元総務部長の立場から、社内行事の在り方について感じてきたことを、あまり堅苦しく考えずに書いてみたいと思います。
社内行事の目的は意外と決まっていない
忘年会に参加したくない人は、そもそも「なんで忘年会ってするの?」と疑問に思うことも多いでしょう。
年末に開催するのは“当たり前”で、特別な理由がない場合もあります。
参加する側も「行きたくないけど風物詩だし…」と嫌々参加していることも。
一般的な開催理由は、
などです。しかし、この目的が会社と社員との間に壁を作っていることも少なくありません。
社員のための社内行事
社員のためを思って企画しても、多くの会社が見落としがちな点があります。
それは、「社員が本当に望んでいるか」です。
会社によっては、
こともあります。
これが本当に「社員のため」と言えるでしょうか。
社員のための行事にするなら、トップダウンではなく、現場の声を聞きボトムアップで企画するのが筋です。
トップダウンで開催すると「会社がやっているんだから参加は絶対」という空気が生まれ、関係が悪化してしまうこともあります。
こうした姿勢がなければ、忘年会を行う意味も薄れてしまうでしょう。
社員の団結力を強める社内行事
社内行事には、社員同士が会して時間を共有し、団結力を高める狙いもあります。
聞こえは良いですが、実際の効果には疑問があります。
忘年会や社員旅行の後、職場の雰囲気は本当に変わるでしょうか。
残るのは、ちょっとした面白いエピソードくらいで、仕事に直接良い影響を与えることはほとんどありません。
「来年も一緒に頑張ろう!」と声高に宣言しても、その記憶はすぐに薄れ、いつも通りの職場に戻ります。
その場だけの盛り上がりで得られる団結力には、ほとんど意味がないのです。
私が思う“社内行事の本来の役割”
元総務部長として社内行事をまとめる中で、どうしてもやりたかった企画があります。
それは、すべて社員が選べる企画で、過度に気を遣わない形です。
この形のメリットは、
さらに企画段階から社員に任せれば、調べる作業や分担を通して自然なコミュニケーションも生まれます。
こうした体験こそ、短時間の忘年会よりも実質的な団結力につながるのです。
残念ながら実現はできませんでしたが、社員の満足度は従来型の行事より確実に高まると確信していました。
社員のために行事を見直すことは、後ろ向きな雰囲気を変える第一歩になるでしょう。
まとめ
忘年会の時期になると、当時実現できなかったことを思い出します。
社員を本当にねぎらうなら、苦痛な行事や強制参加は避けるべきです。
会社や総務、社員の立場を問わず、社内行事をより良いものにしたいと考えるなら、社員が選べる自由な企画という視点を取り入れてみるのが有効です。
小さな工夫が、社員の満足度や職場の雰囲気を大きく変えるきっかけになります。
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