
そんなふうに悩んでいる人は、実はどこの会社にも一定数います。
そして総務歴20年の経験から言えば――その悩みは“欠点”ではなく、むしろ大切な強みです。
柔軟に合わせられないのは“普通の反応”
まず最初に伝えたいのは、自分のなかで正しいと思う感覚と、それとは違うものを無理に受け入れないのは、自然で健全な反応だということ。
職場では「みんなで同じテンション」「同じ価値観」が求められがちですが、人には様々なタイプがあって当然です。
無理に溶け込む必要も、無理に明るく振る舞う必要もありません。
職場は友達づくりの場ではなく、仕事をするための場所です。
柔軟すぎる人ほど“会社に染まりやすい”
総務として会社を見続けてきて気づいたのは、柔軟性のある人ほど環境に適応しすぎて、悪い文化にも気づかなくなるということ。
さらに、周りの社員の顔色を伺うあまり、同調性が強くなり自然に“イエスマン”の集まりになりがちです。
その結果、客観的に物事をみる視点が薄れていき、現状を冷静に見れなくなります。
こういう“おかしさ”に最初に気づくのは、いつも「馴染めない」と悩むタイプの人でした。
距離を保って働ける人ほど、客観的な視点を失わない。
これは組織にとって本当に貴重な力です。
一歩引いた視点は職場改善の武器になる
馴染めない人は、周りの空気に流されず“俯瞰して見る力”があります。
こうした違和感は、総務が最も大切にしてきた「改善の種」です。
一見すると変わり者に見えても、本質をとらえ、職場の問題にいち早く気づけるのはそんな人たちでした。
会社だからと言って仲良くしなくていい
多くの人が誤解しがちなのが、「会社の人とは仲良くすべき」という無言のプレッシャー。
でも実際には、職場の人は仕事上の関係者にすぎません。
もちろん、職場の人と仲良くなり、仕事終わりの食事や休日の趣味の共有などは、人生をより豊かにするものです。
しかし、人生で本当に大切な人は別にいることもあります。
大事なのは“合わせること”ではなく、おかしい点を素直に発信できる姿勢。
馴染みすぎると、この感覚を失ってしまいます。
柔軟に合わせられないあなたは“必要な存在”
馴染めない…と思うあなたは、決して問題児ではありません。
むしろ、組織の中で正常な感覚を保ち、改善のヒントを持つ存在です。
これは会社にとって大きな価値。
総務の現場感で言えば、こういう人が組織を健全に保ってくれる“軸”になります。
まとめ
柔軟に合わせられない自分を嫌う必要はありません。
むしろその感覚は、「周りの違和感に気づける健全なアンテナ」です。
あなたの視点は、会社の中で必ず役に立ちます。
溶け込めないことを責めず、自分の感覚を大切にしてください。
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