
職場での口論や人間関係のトラブルが続くと、毎日が憂うつになりますよね。
総務として20年近く現場を見てきた私の経験から言えるのは、トラブルはどの会社でも必ず起きるということです。
価値観の違う人が集まって働く以上、衝突が生まれるのは自然なことなんです。
ただし、「トラブルが多い職場には共通点がある」ことも事実です。
本記事では、そんな職場の特徴と、あなたができる範囲の対処法を“元総務部長の独り言”としてまとめていきます。
無理に仲良くする必要はありません。仕事での関係はあくまで仕事のためのもの。
人生の重要な人間関係とは切り離して考える意識も大切です。
トラブルが多い職場の共通点
トラブルが多い職場は、決して偶然で成り立っているわけではありません。
そこには必ず“土壌”があります。ここでは、その特徴を総務目線から解説します。
価値観の違う人間が集まる職場は揉め事が起こりやすい
価値観の違いそのものは悪くない
職場には、年齢も育った環境も違う人が集まります。そのため意見がぶつかるのは当たり前。
むしろ健全です。問題は、価値観の違いではなく、「違いを尊重しようとしない姿勢」の方にあります。
“自分の普通”を押しつける人は衝突を生みやすい
自分の考えが正しいという前提で話す人がいると、周囲のストレスは急上昇します。
特に、指摘されると感情的になりやすいタイプは、トラブルの火種になりやすいです。
年齢が近い人が集まるとトラブルが起きやすい
同年代グループは“派閥”に発展しやすい
年齢が近いと仲良くなりやすい反面、グループ化しやすく、その外側にいる社員との摩擦が生まれます。
些細なことでも「仲間の肩を持つ」動きが強くなり、争いが大きくなることもあります。
同調圧力が強まり、言い争いが起きやすい
「みんな言ってるから」という理由で意見が偏り、個人の考えが尊重されない環境になると、反対する人との対立が加速します。
問題社員を注意できる人がいないと職場は乱れる
止める人がいないと、問題は必ず拡大する
どの職場にも“問題行動が多い人”は一定数います。
しかし、その人に注意できる上司や先輩がいない場合、職場全体の空気がすぐに乱れます。
恐れから注意できないケースが多い
「言いづらい」「逆ギレされそう」という理由は十分理解できます。
ただ、人間関係トラブルの多くは“初期対応が遅れたこと”が原因で深刻化するのが現実です。
総務として何度も見てきましたが、最初の小さな火種を放置したケースほど後で必ず大きな問題になる傾向があります。
上司が気弱いと一気に社内の規律が乱れる
弱な上司は“ルールを守らせる力”が弱い
上司が優しいだけでは職場は守れません。ときには毅然とした態度で注意する必要があります。
気弱なタイプの上司はトラブルメーカーに付けこまれやすく、ルールが機能しなくなります。
部下同士のトラブルが連鎖する
上司が注意しない、止めないという状況が続くと、部下同士の意見のぶつかり合いや口論が日常化します。
「あの人が許されるなら」と感情的になりやすい人まで増えてしまうのです。
なぜトラブルは起きるのか?総務から見える“根本原因”
人が集まれば必ず摩擦は生まれます。
ここでは、総務が日々向き合っている視点から、根本的な原因を解説します。
人は“正しさ”より“感情”で動く
理屈では通じない場面が多いのが職場トラブルです。「正論」を言っても相手が傷つけば反発が起こります。
実は、トラブルのほとんどは事実ではなく“感情のぶつかり合い”が原因です。
近すぎる人間関係はトラブルを生む
仲が良すぎるほど遠慮がなくなり、感情的な衝突が起きやすくなります。
適度な距離感は意外と大事です。
コントロールできる範囲は驚くほど少ない
あなたがいくら頑張っても、他人の性格や価値観は変えられません。
総務として感じてきたのは、周りを変えようとして疲れる人が最もつらく見えるということです。
トラブルを減らすためにあなたができること
ここからは、読者のあなたができる範囲で実践できる対処法を紹介します。
とはいえ、無理をする必要はありません。
価値観の違いを受け入れる練習をする
「みんな違って当たり前」と思えるだけで、心が軽くなります。
相手を変えるのではなく、“違いを認める”ことに方向転換すると、衝突は大幅に減ります。
必要以上に関わらないという選択肢を持つ
仲良くする必要はありません。仕事がスムーズに進めばそれで十分です。
距離を置くことで心の負担は驚くほど軽くなります。
トラブルが起きたら“早めに相談”する
総務として一番伝えたいのはここです。
トラブルは起きるものとして、早めに相談してもらうことが一番の対策です。
小さな違和感でも遠慮せず相談してください。後から大ごとになるより、ずっと負担が少なくすみます。
関連記事:【現実視点】ハラスメントは総務の対応で決まる!放置を防ぐ「相談しやすい」職場づくりあとで読む改善が見られない相手には“処分も選択肢”
どうしても改善しない問題社員の場合、処分を検討する段階に入ることもあります。
読者のあなたが悪いのではなく、会社として秩序を守るための当然の判断です。
関連記事:【最終決断】モンスター社員を辞めさせるには?総務が知るべき適切な対処法と解雇の進め方あとで読むまとめ:トラブルは避けられない。でも、抱え込む必要はない
どんな職場も人がいる以上、トラブルはゼロにはできません。
しかし、あなたが抱え込む必要はありませんし、あなたの責任でもありません。
大切なのは、無理をせず、コントロールできる範囲だけに力を使うことです。
そして繰り返しますが、仕事の関係は仕事のためのもの。必要以上に仲良くする必要はありません。
人生で本当に大切にすべき人は、職場以外の場所にいます。
総務として数多くの相談を受けてきた経験から断言できます。
あなたの悩みは、決して一人だけのものではありません。
どうか無理をせず、頼れるところに頼りながら、今日を少しでも安心して過ごせますように。
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