
秋が深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなると、社内でも咳や鼻をすする音が聞こえるようになります。
気温の変化や空気の乾燥によって体調を崩す人が増えるこの時期、総務として気を配りたいのが「社内の衛生管理」です。
風邪やインフルエンザの流行を防ぐことは、社員の健康を守るだけでなく、会社全体の生産性維持にもつながります。
特に年末にかけて繁忙期を迎える企業では、人員不足が業務の停滞を招くことも少なくありません。
日常的な予防意識を社内に浸透させることは、総務にとって欠かせない季節の仕事のひとつです。
まず意識したいのは、基本中の基本である「手洗い」と「うがい」の徹底です。
コロナ禍の時期、インフルエンザの感染者が大幅に減ったのは、多くの人がこの習慣を守っていたからだと言われています。
改めて見直すことで、社内全体の感染リスクを確実に下げることができます。
手洗いうがいの効果
手洗いやうがいは、もっとも手軽で効果的な感染症対策です。
ウイルスや菌は、手を介して口や鼻、目の粘膜から体内に侵入します。
ドアノブやエレベーターのボタン、共有パソコンのマウスなど、職場には意外と多くの“接触感染”のリスクがあります。
石けんでしっかりと手を洗うことでウイルスを洗い流し、うがいで喉を潤すことにより、乾燥からくる粘膜の防御力低下を防ぐことができます。
特に喉が乾いた状態ではウイルスが付着しやすく、繁殖もしやすくなります。
こまめな水分補給も含め、「喉の潤いを保つこと」が感染防止の鍵です。
また、うがい薬を使うことで殺菌効果を高めることもできますが、水うがいでも十分な予防効果があるとされています。
重要なのは“習慣化”です。昼食後や帰社時など、社内全体でタイミングを決めて実践するのも良い方法です。
会社ができること
総務としてできる衛生管理の工夫は、決して大掛かりなものばかりではありません。
例えば、給湯室や洗面所に「うがい薬」を常備したり、共用スペースにアルコール消毒液を設置するだけでも、社員の行動が変わります。
また、寒い季節は体温が下がることで免疫力も落ちやすいため、温かいお茶やスープなどを支給するのも効果的です。
緑茶や紅茶に含まれるカテキンには抗ウイルス作用があり、ちょっとしたティータイムが健康維持に役立ちます。
こうした取り組みは、「社員を大切にしている」という会社の姿勢を示すことにもつながります。
さらに、定期的に加湿器の水を交換・清掃する、換気のタイミングを周知するなど、空気環境の管理も忘れてはいけません。
感染症対策は一度きりではなく、日々の小さな積み重ねが大切です。
まとめ
寒くなる時期こそ、社内の衛生管理は総務の腕の見せどころです。
「手洗い」「うがい」「加湿」「温かい飲み物」どれも特別なことではありませんが、こうした地道な取り組みが、結果として会社全体の健康と業務の安定を支えます。
忙しい季節を乗り切るためにも、今一度、基本的な予防習慣を社内に浸透させていきましょう。
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