
下に見られてるってホント?総務の立場について思うこと
なんかうちの会社、総務が下に見られてない…?そんな感覚、味わったことはありませんか?
総務という仕事柄、雑務が多いと思われがちで、他部署からは「簡単な仕事」をしていると思われやすいですね。
さらに、経理や労務以外のいわゆる「総務」としての業務は特別高度なスキルが必要な場面も少ない。
そうしたパッと見の判断で下に見られやすいのかもしれません。
とはいえ、実際は日々忙しく、国や市への書類提出といった責任ある業務や、社員が安心して仕事ができるように支える労務管理も担っています。
それなのに下に見られてしまう、舐められてしまう…。そんな疑問に元総務部長の私の見解を書いてみます。
一般的に、総務部は会社への貢献度が見えにくく、評価されづらいことが多いです。
営業部や開発部のように成果が売上に直結する部署と違い、総務は間接業務やバックオフィスを担う部署。
どうしても「売上重視」の視点から見れば分が悪く、「売上を作らず雑務ばかりしている部署」と思われがちなんですよね。
ただ、私が思うに、総務が下に見られる背景は仕事内容やスキルの問題ではありません。
むしろ大きな要因は「会社の社風」だと思っています。分かりやすい例を挙げましょう。
一代で築き上げた中小企業の社長は、営業職からスタートした人が多いです。
そのため「売上を作る営業職」が自然と優先され、社風として定着し、総務部が他部署から下に見られやすくなります。
逆に、社長と共に会社を支えた右腕的な人物が総務部長だった場合は、総務の立場が一気に上がることもあります。
つまり、過去の社歴や社長の経歴、そして総務部にどんな人がいたかが、立ち位置に大きく影響するんです。
もっとも、こうした傾向は会社の歴史が浅い場合によく見られます。
50年、70年と続く会社では、社員の入れ替わりや時代の流れで社風も変化していくもの。
最近では部署間の上下をつけず、フラットに扱う会社も増えてきています。
結局のところ、その会社特有の空気によって総務の立ち位置は変わるということですね。
一方で、ネット上では「総務が下に見られてつらい」という声をよく見かけます。
確かにそう感じる社員が多いのも事実です…でも、考えてみてください。
日本には300万社以上の中小企業がありますが、一人の総務社員が経験できる会社はせいぜい3~5社。
他の人の意見を聞いたとしても、10社に満たない範囲の話です。
つまり、まだ知らない「総務の立場」が存在する会社がたくさんあるんです。
もちろん、立場が弱い会社も多いでしょう。けれども、全社そうとは限らない。
総務をフラットに扱う会社や、むしろ立場が高い会社もあります。
もし今の職場で「下に見られてつらい」と感じるなら、思い切って転職を考えてみるのも一つの方法です。
その際、面接で「御社では総務の立ち位置はどうですか?」と思い切って聞いてみるのもアリではないでしょうか。
同じように「つらい」と感じたときの整理の仕方については、こちらの記事でも詳しく書いています。
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