
職場でこの言葉を何度も耳にすると、ついモヤモヤしてしまうことはありませんか。
もちろん、本当に忙しい日もありますし、誰だって疲れるものです。
それでも、まだ昼過ぎの時間帯に繰り返し聞こえてくると、「そんなに大変だろうか」と感じてしまう瞬間があるのも正直なところではないでしょうか。
総務として長年社内を見てきましたが、「疲れた」と口にする人にはいくつかの傾向があるように感じています。
職場で「疲れた」が目立つ理由
職場での「疲れた」は、忙しさの度合いとは必ずしも比例しません。
周囲から見るとそこまで立て込んでいないように見える人が、頻繁に「疲れた」と言うこともあります。
そうした場面では、聞いている側に何とも言えないモヤモヤやイライラが生まれやすいものです。
効率よく仕事を進めている人からすれば、「無駄な動きが多いのでは」と感じてしまうこともあるでしょうし、「仕事のキャパが小さいのでは」と思ってしまうこともあるかもしれません。
ただ一方で、要領の良し悪しやマルチタスクへの耐性は人それぞれです。
仕事が重なると強いストレスを感じやすく、そのガス抜きとして「疲れた」と口にしているだけ、ということも少なくありません。
実際、「疲れた」「もう帰りたい」という言葉は、単なるストレス発散であり、深い意味を持たない場合も多いのです。
「もう帰りたい」が幼く聞こえてしまう背景
昼過ぎになると「もう帰りたい」と漏らす人もいます。
社会人として働いている以上、どこかで「大人なのだから」という期待を私たちは持っています。
その期待とのギャップが、違和感につながるのかもしれません。
年齢に関係なく、「子どもではないのだから」と感じてしまう場面はあります。
ただ、それも聞く側の価値観による部分が大きいものです。
ネガティブな言葉は思いのほか波及します。
せっかく前向きな気持ちで取り組んでいるときに耳に入ると、気持ちが引っ張られてしまうこともあるでしょう。
だからこそ、真正面から「大人でしょう」と反発すると、場の空気がさらにこじれてしまいます。
元総務として思う“少し大人の対応”
どうしても関わらなければならない人もいますし、隣の席で聞こえてしまうこともあります。
完全に距離を取るのが難しい場面も多いのが職場です。
そんなときは、深く受け止めすぎないこと。
「疲れた」と言われたら
「忙しいですよね」「少し休憩を挟みましょうか」と軽く受け止める。
「帰りたい」と言われたら
「あと少しですね」「今週もきっとあっという間ですよ」とやんわり返す。
本気で解決しようと背負う必要はありません。
共感して終わらせる。それくらいの距離感で十分なのです。
大切なのは、聞いている側も溜め込まないこと。
小さくても声に出して返すことで、こちらのモヤモヤも和らぎます。
職場ではさまざまな価値観が交差します。
「疲れた」「もう帰りたい」という言葉に過敏になりすぎず、少し大人の対応で受け流す。
それが、長く働くための一つの知恵なのかもしれません。
職場でよく愚痴を言う人、どんな付き合い方をしていますか?
もしかすると、「疲れた」というひと言も、その人なりの小さな愚痴なのかもしれません。
そう考えると、イラっとする気持ちの裏側には、愚痴を“どう受け止めるか”という問題が隠れているようにも思います。
職場での愚痴との向き合い方については、こちらの記事でも少し触れています。
職場で愚痴を言うのは悪いこと?総務の現場で見えてきた愚痴との付き合い方
カテゴリー別に総務の現場で役立つ記事をまとめています
