
部下や後輩に注意や指摘をするとき、
そんな不安が頭をよぎること、ありますよね。
私自身、ハラスメントの相談を受ける立場の総務として、多くの「叱る側』の悩みを聞いてきました。
頭ではわかっているんです。
怒るとは感情に任せて相手を攻撃すること。
叱るとは相手を思い、改善につなげること。
それでも、叱っているつもりが、相手には「怒られた」と感じられてしまう。
これは本当によくある話です。
なぜ「叱ったつもり」が「怒られた」に変わってしまうのか
注意や指摘をしづらくなった背景には、ハラスメントという言葉の存在が大きいと思います。
怒られたと感じた側が、「これはハラスメントでは?」と受け取ってしまうことも、決して珍しくありません。
でも、ここで大事なのは、怒る・叱るの定義の違いを説明することではないんです。
相手がどう受け取ったか、どう感じたか。
結局はそこに尽きます。
大事なのは「会話の最後の印象」
注意や指摘だけで会話が終わると、人はどうしても「怒られた」と感じやすくなります。
ここで、私が長年総務の現場経験から強く感じていることがあります。
叱咤はするが、激励をしない人が実に多いと思う。
「叱咤激励」という言葉があるように、本来この2つはセットのはずなんですよね。
最後に「励ます」だけで伝わり方は大きく変わる
注意や指摘をしたあと、ほんの一言でいいので、相手を励ます言葉を添える。
これだけで、印象は驚くほど変わります。
たとえば、
行動力はあるけれどミスが多い社員には
「せっかく他の社員にはない行動力があるのに、このミスはもったいないよね」
成果がなかなか出ない社員には
「真面目にコツコツ続けられる精神力があるから、大丈夫だと思ってる」
こうした言葉が最後にあるだけで、「自分の成長をちゃんと見てくれている」そう感じてもらいやすくなります。
逆に、これがなければ叱ったつもりでも、怒られたと感じられやすくなる。
本当にそれだけの違いだったりします。
怒っているのか、叱っているのかで悩まなくていい
本来、叱っているつもりの先輩や役職者であれば、相手を思う気持ちは、もう十分に持っているはずです。
あとは、会話の最後に「励ます言葉」を置くことだけ意識する。
この一点だけで、「怒っているのか」「叱っているのか」そんなことで悩む必要は、ほとんどなくなります。
職場で注意や指摘をすることは避けられません。
だからこそ大事なのは、相手にどう伝わったか、励まされたと感じてもらえたか。
叱るのが怖いと感じているあなたは、もう十分、相手のことを考えています。
あとは最後に、ひと声添えるだけです。
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