
年末が近づくと、ふとこんなことを考える人は多いのではないでしょうか。
「今年、自分は何か成長できただろうか」
「会社の役に立てた一年だったのだろうか」
特に総務の仕事は、数字や成果が見えにくい分、
「結局、同じことの繰り返しだったな」
「作業ばかりで成長していない気がする」
そんなモヤモヤを抱えやすい仕事でもあります。
でも、まずはこの一文を心に置いてください。
1年間、会社を支えるポジションで、無事に会社が回ったのはあなたの立派な功績です。
総務の仕事は「評価されにくい」構造をしている
総務の仕事は、出来て当たり前と思われやすい仕事です。
営業のように契約件数があるわけでもなく、
開発や製造のように目に見える商品があるわけでもありません。
むしろ総務は、
・何も起きない
・大きなトラブルが表に出ない
・社員が普段通り働けている
この「何もない状態」を維持する仕事です。
だからこそ、
「自分は役に立っているのだろうか」
「同じ作業の繰り返しで、仕事がつまらない」
と感じてしまうのは、とても自然なことだと思います。
それでも総務の評価は、ちゃんと存在している
会社が無事に1年過ごせたことが最大の評価
総務の評価を一言で表すなら、「会社が無事に1年過ごせたこと」これに尽きます。
派手ではありません。表彰されることも少ないかもしれません。
それでも、
・労務トラブルが致命傷にならなかった
・設備や契約で大きな事故が起きなかった
・社員が安心して働ける環境が保たれていた
これらはすべて、総務が裏方として支えていた結果です。
決して「何もしていない一年」ではありません。
トラブル対応こそ、確実に経験値になっている
総務の現場で長く仕事をしてきて断言できますが、トラブルがまったくない職場は、ほぼ存在しません。
対応しきれなかったことや、後から「もっと良いやり方があったな」と思うこと、精神的にきつかった場面。
そうした経験は、すべて時間とともに血肉になります。
対応に困ったこと、大変な業務をこなした人は、自覚がなくても必ず成長しています。
「成長していない気がする」の正体
同じ作業をこなせるようになった=成長している
「仕事が同じことの繰り返しで飽きる」
「作業ばかりで成長していない気がする」
これは、仕事に慣れてきた証拠でもあります。
最初は必死だった作業を、今は冷静に、落ち着いて処理できている。
トラブルが起きても、以前ほど動揺しなくなっている。
この精神的な余裕こそ、多くの経験を積んだからこそ生まれるものです。
継続は、静かに力になる
総務の仕事は、派手なジャンプアップは少ないです。
も、日々の積み重ねが確実に自分を支えます。
「今年も同じことをしていた」それは、「今年も会社を回し続けた」ということ。
継続は、静かですが、確実に力になります。
年末に振り返ってほしい、たった一つの視点
年末に自己評価をするとき、ぜひこの問いを自分に向けてみてください。
「今年、会社は大きな混乱なく回っていたか?」
もし答えが「Yes」なら、あなたは間違いなく総務として役割を果たしています。
目立たなくてもいい。評価が表に出なくてもいい。
会社が無事に一年を終えられる。
それは、裏方として支え続けた総務がいたからです。
どうか今年の自分を、「何もできなかった一年」ではなく、「会社を支え切った一年」として、少しだけ認めてあげてください。
来年も、また淡々と。それができる人は、もう立派な総務です。
今年も1年間、お疲れさまでした。
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