
「気が利く人だけが疲れてしまう職場」。総務の現場でもよく耳にする悩みです。
周りが動かない分まで、つい自分がカバーしてしまう—その優しさや責任感が気づけば大きな負担になっている。
そんな状況に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
実はこの問題は「性格」や「能力」だけの話ではなく、会社の構造や職場の空気によって生まれます。
そして、気が利く人の行動は“見えづらい”ため、評価されにくく、不公平感ばかりが積み重なってしまいます。
この記事では、総務として20年の経験をもとに
を具体的にまとめました。あなたが「やって良かった」と思える職場づくりのヒントになれば幸いです。
なぜ“気が利く人だけ”が疲れてしまうのか
気が利く人は、周りよりも早く状況に気づき、さりげないフォローを自然とこなします。
その背景には、アンテナの張る範囲が広いことや、相手を思う気持ちが強いという特徴があります。
しかしこの特性は、同時に“疲れやすさ”も生み出します。
一方で、気が利かない人は決して「怠けている」わけではありません。
単純に、気が利く人が拾っている細かい変化や兆しに気付けないだけなのです。
いわば、見る景色が違う状態。
この「見える世界の違い」が、気が利く人にばかり負担が集中する大きな原因。
悪意のないまま、周りはその人に頼り続けてしまいます。
ここでは、その構造を順番にほどいていきます。
アンテナの張る範囲が広すぎるから疲れる
気が利く人は、周囲の状態、相手の表情、仕事の進捗、職場の雰囲気…
多くの “変化” を無意識にキャッチしています。
これはまさにアンテナが広く、遠くまで届いている状態であり、
と先回りして行動する力があります。
ですが、この“常に気づいてしまう状態”は、知らず知らずのうちに脳の負担になります。
特に総務のように全体を見るポジションでは、
など気づくポイントが多いため、疲れやすさはさらに増します。
これが、気が利く人が慢性的に疲れてしまう根本原因のひとつなのです。
情報が“無意識”に入ってきてしまう
気が利く人は、意識していないときでも周りの状況を自然と察知してしまうものです。
目の前の業務に集中しているつもりでも、「視界の片隅」に映る情報まで“無意識に”拾ってしまいます。
例えば、視野の端に「コピー機の前で佇む社員」が映ると、「何か困っているのかな?」と反射的に考えてしまう。
そして、意図せず入ってくる情報に反応して「声をかけなきゃ」と動いてしまう。
こうした背景が、気が利く人を必要以上に疲れさせてしまう理由のひとつです。
相手を思う気持ちが強すぎて自分を後回しにする
気が利く人は、基本的に「誰かのため」を優先する傾向があります。
それは優しさでもあり、責任感でもあり、周囲への思いやりでもあります。
こうした発想から、気づけば自分の仕事よりも他人のフォローに時間を使っていることも珍しくありません。
しかし、この“自分を後回しにするクセ”は、長期的に見ると心身の疲労につながります。
周囲からは「いつも助けてくれる人」というイメージが定着し、どんどん頼られやすくなります。結果として、
「やってあげる → 感謝されない → でもまた自分が動く」
という自己犠牲のサイクルが生まれ、気が利く人だけが消耗していくのです。
総務の現場でも同じで、気遣いができる人ほど負担が偏りやすいのが実情です。
周りの人が動かない理由は“悪意ではない”
気が利かない人は、決してサボっているわけでも、あなたに甘えようとしているわけでもありません。
根本的に “見えている世界が違う” のです。
気が利く人が感じ取る、
これらは、気が利かない人にとっては“存在していないもの”に近い状態です。
つまり、「あなたが気づく世界そのものが、相手には見えていない」という構造。
そのため、周囲が動かないのは怠慢ではなく、ただ“気づいていないだけ”。
悪気がないからこそ改善もされにくく、結果として気が利く人に仕事が集中します。
これが、気が利く人だけが疲れ、気が利かない人が平気でい続ける理由のひとつです。
会社が“気が利く人”に依存してしまう構造とは?
気が利く人にばかり仕事が集まる背景には、個人の性格ではなく、会社の構造そのものがあります。
気が利く人は、仕事の“隙間”や“未処理の部分”を自然と埋めてくれます。
その結果、職場のトラブルが表面化しにくく、周囲の社員は困らずに済みます。
しかしこれは裏を返せば、気が利く人がいることで、気が利かない人が育たないという状態。
しかも、気が利く行動は「成果」として見えづらく上司や会社が、その努力に気づけないことも多いですね。
その結果、依存だけが進行してしまいます。
ここでは、どうして気が利く人に仕事が偏り続けるのか——その仕組みを具体的に掘り下げていきます。
“頼りっぱなしの人”が生まれるメカニズム
気が利く人と気が利かない人の差が固定されてしまうのには、再現性のある流れがあります。
「気づかない → やらない → でも困らない → 学ばない」このような社員はどんな職場でもいるものです。
特に、「気付いて動いてくれる」社員が多い総務の現場では、よく見かける“典型的な依存サイクル”です。
気づかない:そもそも周囲の状況にアンテナが立っていないため、何が問題なのかが視界に入らない
やらない:気が利く人が先に気づいて動いてくれるので、本人が対応する機会がない
でも困らない:誰かがフォローしてくれるから、業務に支障が出ない。自分が動く必要性を感じない
学ばない:「気づく → 行動する」という経験が積まれず、改善も成長も起きない
このサイクルが回り続けることで、“頼りっぱなしの人”が自然と生まれてしまいます。
悪意のない依存が固定化し、気が利く人だけが負担を抱える構造が完成してしまうのです。
実は上司も気づいていないことが多い
気が利く人の行動は、会社の中で“目に見えづらい仕事”に分類されます。
例えば総務でよくある、
これらは、誰かが気づいて動いてくれたおかげで問題が起こっていないだけです。
つまり、「問題が表面化しない=成果として見えない」という構造が働きます。
そのため、上司も「誰がどれだけ支えているか」を把握しきれず、
が生まれやすくなります。
気が利く人ほど、静かに職場を支えているため、見えないまま依存だけが進んでいくのです。
会社が“沈黙の家事”に依存してしまう問題
家庭でいう「名もなき家事」があるように、職場にも “沈黙の家事” と呼べる仕事があります。
たとえば総務なら、
これらは業務には書かれていないけれど、誰かがやらないと困る仕事です。
こうした見えにくい仕事は、気が利く人が自然と拾ってしまうため、会社全体で認識されないまま放置されます。
結果として、「その人がやってくれて当たり前」という空気が定着し、負担が偏り続けるのです。
職場改善の第一歩は、この“沈黙の家事”を会社全体で把握することから始まります。
気が利く社員が“損をしてしまう”と感じる瞬間
気が利く人は、本来とても貴重な存在です。
仕事をスムーズに進め、周囲に安心感を与え、会社全体の雰囲気をよくしてくれる——
総務の現場でも、気が利く人の存在がどれほど助けになるかは20年の経験で痛いほど感じています。
しかし、現実にはその能力が「評価されない」「見えない」「伝わらない」まま負担だけが積み重なるケースが多い。
その結果、「自分ばかり損をしている」と感じる瞬間が増えていくのです。
ここでは、気が利く社員がどんな場面で損をしていると感じるのか“具体的な状況”を取り上げ、その原因と背景を整理していきます。
感謝されない・評価されないとき
気が利く人の行動は、あまりにも“自然に行われる”ため、周囲はその価値に気づきません。
これらは全部、誰かが先回りして動いてくれたおかげです。
しかし、そういう仕事ほど “成果として見えない” のが現実です。
そのため「助かったよ、ありがとう」「気づいてくれて本当に助かった」といった言葉がもらえないまま、日々の細かい気遣いが流れていく。
気が利く人ほど、「気づいてしまう → 動いてしまう → でも評価されない」という悪循環に陥りやすく、これが大きな不公平感につながります。
動くほど仕事が増えていくとき
気が利く人ほど、仕事が増えるスピードも速くなります。
理由はシンプルで、「頼んだらやってくれる人」というイメージが周囲に定着するからです。
結果として、やるべきメイン業務の時間を削って対応せざるを得ず、負担は増える一方。
しかも、気が利かない人には仕事が回っていかないため、仕事量の差はどんどん広がります。
こうした環境では、「動いた人ほど損をする」という空気が生まれます。
これが定着すると、気が利く人のモチベーションは確実に下がっていきます。
動かない人との差がどんどん広がるとき
気が利く人が動けば動くほど、気が利かない人は“何もしなくても困らない”状態になります。
結果として、能力・経験・対応力の差はどんどん広がり、仕事の偏りが固定化していきます。
例えば総務の現場では、
という構造が放置されることで、負担は一部の人に集中します。
そして、差が広がるほど「できる人」に業務が集まり、「できない人」はさらに仕事が振られなくなり、成長する機会を失います。
つまり、気が利く人が頑張れば頑張るほど、職場全体のバランスが崩れていくという非常に危険な状況が生まれるのです。
自分の価値が見えなくなってしまうとき:自己肯定感の低下
気が利く人は、周囲のために動くことで“自分の役割”を感じてきた人も多いです。
しかし、その行動が評価されないままだと、次第に心の中で変化が起きます。
こうした気持ちが積み重なると、自分の価値が見えなくなるという状態に陥ります。
さらに厄介なのは、「自分がやらなきゃいけない」という義務感が強まること。
その結果、疲れは限界まで積み重なり、燃え尽き(バーンアウト)につながることもあります。
気が利く人の“早さ・正確さ”が職場の基準になる
気が利く人は、仕事の流れを読むのが早く、段取りも丁寧です。
書類の準備も、周囲のフォローも、ミスを事前に潰すのも上手い。
するとどうなるか。
職場の基準が、その人の能力で上書きされるのです。
周囲は「この人に頼めば早い」「結局この人がやったほうが正確」と考えるようになり、本人の能力を“標準”扱いしてしまいます。その結果、
という状態が発生します。
本来は組織全体で担うべき負荷が、いつの間にか“1人の能力に合わせて最適化された職場”になってしまう。
そしてそれは、気が利く人の疲れと消耗の理由になります。
気が利かない人が注意されず、改善が進まない
職場では、本来「改善すべきは気が利かない側」であるはずです。
ところが多くの会社では、氣が利かない人ほど 怒られにくい・注意されない という現象が起こります。
なぜか?理由はシンプルで、「改善を求めても変わらない」と上司が理解しているから です。
一方で、気が利く人は頼めば動いてくれるし、説明すれば理解してくれる。
だから周囲はそちらに依存し、結果として“改善すべき人”が改善しないまま放置されます。
そのうちに、
という流れが出来上がります。
これが、気が利く人だけが疲れ、損をする職場が生まれる根本原因のひとつです。
気が利く人が“損をしない”ための働き方
やりすぎる前に“線引き”を決めておく
気が利く人が疲れる最大の理由は、「できてしまうから、やりすぎてしまう」 という点にあります。
本来なら他の人がやるべき作業でも、気づいた瞬間に動いてしまう。
その積み重ねが、自分の首をしめることにつながります。
だからこそ大事なのは、“どこまでやるか”の線引きを先に決めておくこと。たとえば、
こうした「やらない勇気」が、気が利く人を守ってくれます。
線引きを明確にすることで、周囲も徐々に「この人に頼りすぎてはいけない」と理解していき、負担の偏りが解消されていきます。
相手ができる“余白”をあえて残す
気が利く人ほど、つい 先回りしすぎる 癖があります。
書類の準備、段取り、片付け、フォロー…。気づいたら「相手がやるべき仕事」まで奪ってしまうことも。
するとどうなるか?
相手は成長せず、周囲は「その人がやってくれる前提」で動くようになる。
これが一番疲れる構造です。だからこそ意識したいのは、“相手にやらせる余白”を残すこと。
たとえば、
最初はもどかしく感じますが、これによって周囲は少しずつ動き始め、依存構造が弱まっていきます。
あなたが背負いすぎない環境をつくる、小さな第一歩です。
“気遣い=能力”として伝える
気が利く人の行動は、実は立派な“能力”です。
しかし、多くの職場ではこの力が 可視化されず、評価されにくい のが現実です。
だからこそ自分から、「何を、どれだけやっているか」を言語化していくことが大切です。
これは「自慢する」「恩着せがましくする」という意味ではありません。
たとえば、
これだけで周囲の理解度は大きく変わります。
気遣いの仕事は“見える化”されて初めて、会社からの評価=あなたを守る仕組みにつながっていきます。
気が利く人だけが疲れないために:会社がやるべき改善策
気遣いを“仕事”として正式に評価する仕組みをつくる
多くの会社が見落としているのは、「気遣いは業務の一部である」という視点です。
資料の配布、会議の段取り、予測して動くフォロー、周囲を支える細やかな行動──
これらは「誰かが必ずやってくれている」から会社が回っています。
しかし大半は評価されず、“やって当たり前” の空気に包まれてしまっている。
だからこそ組織は、気遣いを業務として正式に評価する仕組みを用意するべきです。
たとえば、
こうした小さな仕組み化は、「気が利く人が損をしない会社」をつくるうえで最も即効性があります。
“頼りっぱなしの人”を放置しない管理体制
気が利く人が疲れ果ててしまう会社の特徴に、「やらない人が放置されている」という問題があります。
ゆっくり動く人、指示がないと動かない人、フォローされる前提で仕事を進める人──
こうした社員をそのままにすると、負担は必ず「動ける人」に寄っていきます。
管理職や会社が行うべきは、行動の偏りを早期に把握し、改善の働きかけをすること。
たとえば、
組織が動けば、「やらない側」にも意識が向き始め、気が利く人への過度な依存が、確実に減っていきます。
感謝を伝える文化を根付かせる
気が利く人が最も報われる瞬間は、“ありがとう”と言われた時です。
この一言で「やってよかった」と思える。
総務の現場でも同じで、細かな気遣いほど本来は評価されるべきものです。
ところが、忙しい職場ほど「感謝を言いそびれる」「気遣いを当たり前にしてしまう」という状況に陥りがち。
だからこそ会社は、感謝が自然と交わされる文化 を作らなければなりません。
たとえば、
文化はすぐには変わりませんが、一度根付けば、気が利く人が「やってよかった」と自然に感じられる職場へと変わっていきます。
総務に寄せられがちな“気遣いの悩み”への回答例
この章は、総務社員が実際に受ける相談を想定し、言いにくいことも、やんわり・誠実に伝えられる回答例にしています。
総務は会社全体を見渡せる立場だからこそ、相談の返し方ひとつで職場の雰囲気が大きく変わります。
相談①「気が利く人ばかりが損をしていませんか?」
総務としての回答例
「気が利く方の働きは、実はすごく価値のあることなんです。
ただ、“できる人に負担が寄りやすい”というのも事実ですよね。
職場全体で仕事を分担しながら無理なく回せるように、担当の明確化や依頼のルール作りを提案してみます。
気遣いの行動は、気が利く人にしか気づけない部分でもあります。
だからこそ、会社としてきちんと評価される仕組みを整える必要があります。
無理をしすぎない範囲で、できることだけを続けてもらえたら大丈夫ですよ。」
解説
この返し方のポイントは、悩みを否定せず、本人の価値をしっかり肯定すること。
さらに「組織が改善すべき問題」として扱うことで相談者が“自分の性格が悪いわけではない”と理解しやすくなります。総務の役割として、「会社全体の仕組みとして改善を考える姿勢を見せる」のは非常に効果的です。
相談②「周りの人が全然動かないのですが…」
総務としての回答例
「動かない人がいると、どうしても気が利く人に負担が寄りますよね。
ただ、“気が利かない人”が悪いというより、動きの基準や役割が曖昧になってしまっている職場に原因がある場合も多いんです。
担当範囲やフローを見える化すると、誰が何をすべきかがはっきりして、動かない人も動き始めます。
そのあたりは総務で調整してみますね。あなた一人が背負う必要はありませんよ。」
解説
ここで大事なのは、「人が悪い」ではなく「構造に原因がある」という方向に会話を誘導すること。
気が利く人は責任感が強いので、「動かない人=自分が補うしかない」と思いがちです。
総務が「構造を整える側」として介入する姿勢を示すことで、相談者の負担感は大きく軽減されます。
相談③「もう気を遣うのに疲れました…」
総務としての回答例
「それだけ周りを見て動けるということは、本当にすごいことなんです。
でも、その力を“会社のために全部使い切る必要”はありません。
今より少しだけ、自分を優先していいんですよ。
先回りしすぎず、相手に任せる場面を増やしてみてください。
もしそれで仕事が滞りそうなら、フロー自体を見直す必要がありますから、そこは総務の方で動きます。
あなたが疲れきってしまう状況のほうが、実は会社にとっても損なんです。」
解説
この返答は、「あなたは悪くない」「疲れるのは当然」というメッセージをしっかり伝えることが軸。
気が利く人ほど自己犠牲になりやすいので、「自分を優先していい」という言葉は非常に効果があります。
また、「フローを見直す」=「あなたに責任はない」と伝えることで、相談者の心が軽くなり、前向きに行動できるようになります。
まとめ:気が利く人だけが疲れる会社にしないために
気が利く人は、会社の中で最も“見えないところ”を支えてくれる存在です。
誰よりも早く気づき、混乱を防ぎ、周りが快適に働けるように整えてくれる──
その行動は、本来なら仕事として正式に評価されるべき大きな価値を持っています。
しかし現実では、気づかれず、褒められず、感謝されず、そして気が利く人だけが疲れていく。
この構造は、本人に問題があるわけではありません。
会社の仕組み、職場の習慣、周りの無意識が作り出した「偏り」 が原因です。
だからこそ、気が利く人が損をしない会社をつくるには、三つの視点が必要です。
1. 気が利く人が“やりすぎない”ための線引き
自分を守るためにも、先回りしすぎを少し手放し、相手が動く余白を残す。
「やらない勇気」もまた、立派な仕事です。
2. 組織として“見えない気遣い”を評価する
気遣いを業務として認め、評価項目に入れ、感謝が自然に生まれる職場をつくる。
これは総務や管理職の重要な役割です。
3. 周囲の“動かない人”の放置をなくす
誰が何をやるかを見える化し、役割をはっきりさせる。
気が利く人ばかりが動く仕組みを解消するのは、会社側の責任です。
気が利く人は、アンテナの張り方が違います。
相手を思う気持ちが強く、周囲の困りごとにいち早く気づける。
しかし、その優しさと責任感が、ときに“自己犠牲”となり、疲れにつながってしまう。
この記事を通して、「自分は悪くない」と思ってもらえたなら、それだけで書いた意味があります。
そして会社としては、“気づける力”を持っている人ほど大切にしなければならない。
なぜなら、その人たちがいなければ、会社は静かに少しずつ壊れていくからです。
気が利く人が「やってよかった」と思える職場。
そのための仕組みづくりこそが、本当の意味での“職場改善”だと私は思います。
気が利くあなたの未来を守るためにできること
もし、あなたが今「疲れた」と感じているのなら──それは、あなたが悪いのではありません。
あなたが“気づける人だから”疲れているだけです。
気が利く人は、気が利かない人の気持ちがわからない。
そして気が利かない人は、気が利く人の働きがどれほど大きいか気づかない。
そのズレが、あなたを苦しめてきたのだと思います。
でも、ここからは違います。
今日からは、自分を守るためのルール を少し作ってみてください。
これらは“冷たさ”ではなく、長く続けるための優しさ です。
そしてもうひとつ。
あなたの気遣いは、必ず誰かが見ています。
職場であれ、家であれ、取引先であれ。
「あなたみたいな人がいて助かる」と思う人が必ず存在します。
だから、どうか疲れ切る前に、自分のためにブレーキを踏んでください。
あなたの気遣いは価値です。あなたの優しさは能力です。あなたの働きは会社を支える“見えない土台”です。
損をする必要なんてどこにもありません。
あなたが「やってよかった」と自然に思える未来を──この記事が少しでも作るきっかけになれば嬉しいです。
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