
職場でこんな昔話を聞かされて、ついイラッとしたことはありませんか?
「なんで今さらそんな話を…」と、心の中で思ってしまうこともありますよね。
実は、こうした昔話には、本人なりの理由や心理が隠れていることが少なくありません。
この記事では、先輩社員やベテラン社員が昔話をする心理を解説しつつ、聞かされる側がストレスをためずに上手に受け流す方法までご紹介します。
最後まで読んで頂ければ「なんであの人は昔話ばかりするのか」がわかり、イラッとする気持ちを減らせるかも。
昔の話ばかりする人の4つの心理:職場でよくある理由
ベテラン社員の昔話、「またその話?」とついモヤモヤしてしまうこと、ありますよね。
でも、聞こえてくる言葉の裏には、本人なりの切実な心理が隠れていることが多いんです。
実は、昔話ばかりする理由は主に4つに分けられます。
これを知るだけで、聞くときのイラッと感やモヤモヤもぐっと減らせます。
それぞれの心理を理解すると、「あ、そういうことか」と納得しながら聞けるようになります。
次に詳しく見ていきましょう。
昔の苦労話を持ち出して存在意義を示したい心理
ベテラン社員が昔話をするときは、「自分はこんなに頑張ってきたんだ」という経験を認めてもらいたい心理が隠れていることが多いです。
聞く側からすると「また自慢話か…」と思ってしまいますが、本人は単に自分の存在意義を確認したいだけの場合もあります。
例えば、昔は深夜遅くまで残業の日々だった、徹夜したこともあった…なんてことを話すベテラン社員もいますね。
過去の苦労を語ることで自分の価値を再確認し、安心感を得ているわけです。
だから、イラッとしても「こういう心理なんだな」と思うだけで、少し受け流しやすくなります。
24時間働けますか?現代とは違う時代背景
ベテラン社員の昔話には、当時の働き方や風潮を反映した話も多くあります。
例えば90年代の某栄養ドリンクのCM、「24時間働けますか?」というキャッチフレーズが流れていたのをご存知でしょうか。
当時はゴールデンタイムに普通に放送され、違和感なく見ていましたね。
しかし、現代の若い世代からすると「逆にそれおかしいでしょ」と感じるでしょう。
こうした時代背景の違いを理解すると、昔話へのイラッと感も少し和らぎます。
「今の若手は楽でいいな」と上から目線に聞こえる優越感の心理
という話は、無意識に自分の優越感を示している場合があります。
昔に苦労した自分と今の若手を比べることで、自分の価値を再確認したい心理が働いているんですね。
聞く側としては「また上から目線か…」とイラッとすることもありますが、本人に悪意はほとんどありません。
「昔の自分を誇りたいだけなんだな」と思って聞くと、気持ちが少し楽になります。
過去の不便さ、現在の便利さを比べているだけ
単なる技術や環境の変化に対する比較であることも多いですね。
例えば2010年ごろまでは、インターネットで情報を収集する際、文字ばかりのページが多く、読むのも時間がかかりました。
通信回線の高速化やスマホの普及により、動画での情報収集も可能になった現在と比べると、昔の不便さを懐かしむ形で話す人もいます。
つまり、相手に嫌みを言っているわけではなく、単に「昔は大変だった」と伝えているだけの場合も多いですね。
過剰に反応せずに、こうした背景を理解しておくと、聞き手側もイラッとせず、自然に受け流すことができます。
今の仕事に不満?過去の成功体験に依存する心理
現在の仕事に物足りなさや不満を感じていると、つい過去の成功体験にすがってしまうことがあります。
「昔はこうだったのに」という話は、過去の自分を美化して心理的な満足感を得るための手段でもあるんです。
聞く側としては「それを今言われても…」と思うかもしれません。
しかし、心理を理解すれば「昔話=不満のはけ口」と割り切って聞くこともできるでしょう。
立場や環境の変化に戸惑っている
昔の話を美化して語るとき、本人の立場や環境は変わっていません。
昔うまくいったことは、そのときの周囲の状況や社会背景、自分の立場など、環境そのものがうまくハマった結果であることも多いのです。
つまり、昔の感覚のまま今に至っている場合もあり、現在の環境についていけていないことがあります。
「昔のこと言われても…」と感じるときも、
と置き換えて考えると、少しイラっとする気持ちが和らぎます。
悪意はなく単なる世間話として思い出を共有したい心理
意外に多いのが、悪意なく単なる思い出話をしている場合です。
「懐かしいからちょっと話したい」という感覚で、聞く側の反応はあまり気にしていないこともあります。
こういうときは、深く考えずに「へぇ、そうだったんですね」と軽く聞き流すだけで問題ありません。
無理に共感する必要もないんです。
バブル時代の話はネタとして話をしたくなる
90年代初頭、日本は好景気に見舞われ、いわゆる「バブル期」でした。
この時代の話は、現在では考えられないほど違いすぎて、ネタとしてはとても面白いですね。
そのため、雑談として話したいベテラン社員も多いのではないでしょうか。
例えば、
など、いまではありえないエピソードの宝庫。
こうした話は今ではどこか違う国のおもしろ話として受け取れるため、ストレスなく聞くこともできますね。
バブル期を経験したベテラン社員のなかにも、1つや2つはおもしろエピソードがあるのでは?
ベテラン社員の昔話を聞かされてイラッとする4つの理由
職場でベテラン社員や先輩から昔話を聞かされると、思わずイラッとすることがありますよね。
特に昔話では、どうしても、
というように、現状と過去を比較して話す傾向があります。
こうした比較や美化された話が、聞き手にストレスを与える原因です。
ここでは、ベテラン社員の昔話を聞いてイラッとする具体的な理由を4つに分けて解説します。
今の状況と昔を比較されるのが不快
ベテラン社員や先輩から「昔はもっと大変だった」と現在の状況と比べられると、自分の努力や頑張りが無視されているように感じ、思わずイラッとすることがあります。
技術や仕事環境は大きく変化しており、クラウドサービスや高速通信など便利なツールやインフラが整った現代では、昔よりも効率的に仕事を進められる場面も増えているでしょう。
そのため、昔の方が大変だったのは自然なことかもしれませんが、「昔は大変だったんだから、今はもっと頑張れ」と言われているように聞こえると、職場でストレスを感じる原因になりますね。
こうした比較は、聞き手にとって余計なプレッシャーになり、イラっとする瞬間を生みやすくなります。
「自分たちは楽をしている」と暗に言われている気がする
ベテラン社員や先輩の苦労話の中で、「今の若手は楽だよね」というニュアンスが含まれると、聞く側としては責められているように感じてしまいます。
「いや、ちゃんと頑張っていますけど…」と反応に困ることも多いでしょう。
さらに、仕事が楽になることを悪いことと結びつける考え方は、現代の職場ではナンセンス。
業務の効率化やクラウドツールの導入によって作業がスムーズになり、結果的に仕事が楽になっていることも少なくありません。
人手不足が続く中で、効率化によって業務負担を減らせることは、むしろ会社としても評価されるべきポイントですね。
それにも関わらず、暗に「楽をすることは悪い」と決めつけるのは、現代の働き方からずれている感覚と言えます。
昔話に共感できず返答に困る
ベテラン社員や先輩の昔話は、時代や職場環境が大きく異なる場合、内容に共感できず返す言葉に困ることがあります。
「そうだったんですね」としか返せず、会話が止まってしまうこともありますね。
場の空気を気にして会話をつなげようとするあまり、心の中では、
と考えてしまうこともあります。
こうした、気を遣いながら面倒なやり取りに応じる心理的負担が、職場でのストレスにつながってしまいます。
終わりのない雑談で時間を奪われる
昔話を延々と聞かされるのはつらいものです。
聞き手になっていると、相手の話がなかなか終わらず、「時間のムダだ」と感じてしまうこともあります。
特に話す側が上司やベテラン社員だと、勢いがついて会話を切るタイミングを逃しやすくなってしまいます。
無下に遮断するわけにもいかず、こうしたストレスは聞き手には付き物です。
もし「どうしても会話が長引いて困る」と感じたら、別記事で紹介している 「おしゃべり社員の会話を自然に断ち切るコツ」 が参考になるかもしれません。
【時間泥棒】おしゃべりが止まらない「時間泥棒社員」の特徴と会話を自然に断ち切る方法
ベテラン社員の昔話を受け流すための5つ対処法
昔話にイラッとしたときは、ちょっとした工夫で会話がずっと楽になります。
まずは心理を理解して「聞き役に徹する」こと。
次に、話題を自然に今の仕事につなげて返すことも効果的です。
「昔はこうだったんですね。今は〇〇が変わりましたよね」と前向きに変換してしまいましょう。
さらに、真に受けず「時代が違う」と割り切って聞くことも大事。
昔話から今の仕事に役立つアドバイスを引き出すこともできますし、軽く共感するだけでも関係性が良くなります。
心理を理解しながら少し工夫するだけで、昔話のストレスはぐっと減らすことができます。
まずは心理を理解して「聞き役に徹する」
ベテラン社員や先輩の昔話って、正直「また始まった…」って思うことありますよね。
しかし、ちょっと考えてみてください。
話している本人は、自分の経験や頑張りを認めてもらいたいだけだったり、昔のことを懐かしんで話しているだけだったりします。
たまに優越感を出したくて話すこともありますし、「昔はこうだったんだぞ」とアピールしている場合もあります。
理由がわかるだけで、同じ話でも受け止め方が全然変わります。
「あ、またこの話か」と冷静に聞けると、余計なイラッとを減らすこともできます。
聞き役に徹するって、実はストレス回避の最初のステップでもありますね。
話題を今の仕事につなげて返す
昔話をただ聞いているだけだと、時間だけが過ぎてイライラしてしまいます。
でも、ちょっと工夫して今の仕事につなげて返すと、会話がぐっとラクになります。
と、一言返すだけで話が過去から現在へ自然にシフトします。
こうすると、聞くだけでなく、自分も会話に参加している感覚が生まれるので、受け身で聞くよりずっとストレスが少なくなります。
また、ちょっとした会話のキャッチボールを通じて、職場の関係も円滑になりやすいですね。
単なる懐古話を聞く退屈な時間も、返答によって自分にプラスの時間に変えることもできます。
真に受けず「時代の違い」として聞き流す
「昔はこうだったんだよ」と言われても、全部を真に受ける必要はありません。
と、軽く聞き流すくらいで十分。
話の内容に共感できなくても、少し距離を置くだけで、余計なイラッとを避けられます。
例えば、昔は手作業ばかりで大変だったとしても、今はツールやシステムが整っているので、単純に効率が上がっているだけかもしれません。
こう考えると、相手の苦労話も「そうだったんだな」くらいに、冷静に受け止められるようになります。
聞き流す力を持つだけで、心の負担はぐっと減りますね。
昔話から「今の仕事に役立つアドバイス」を引き出す
昔話をただ聞き流すだけじゃもったいないこともあります。
例えば「そのときどうやって乗り切ったんですか?」と軽く質問してみると、単なる懐古話が具体的なヒントに変わることがあります。
聞く側も主体的に会話に参加できるし、話の中に今の仕事に役立つ情報が隠れていることもあります。
「なるほど、こういう工夫があったんだ」と気づくことで、自分の仕事の進め方にも応用できます。
昔話を上手に活用すると、ただのストレスが、自分にとって価値のある情報に変わることもありますね。
共感すると関係性が良好になることも
最後に、軽く共感するだけでも、話す人は安心して話を続けやすくなります。
と、一言相槌を打つだけで十分。
無理に同意したり同感する必要はありません。それだけで、話している方は満足なのです。
ちょっとした共感で、職場でのコミュニケーションが円滑になり、聞き手もストレスを最小限に抑えられます。
さらに、共感を見せることで、ベテラン社員との距離感も縮まり、会話自体が気軽でフラットなものになり普段の仕事のやり取りに役立ちます。
小さな工夫ですが、昔話のストレスを大きく減らす効果があり、相手との適度な距離感を保つ関係を維持しやすくなります。
もっと幅広く人間関係のストレスを減らしたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
【人間関係】会社の人間関係で疲弊しないために|総務社員が社員と公平性を保つ距離感とストレス軽減術
まとめ|イラッとせず昔話を上手に受け流すコツ
ベテラン社員の昔話にイラッとするのは自然な感情です。
しかし、心理を理解して聞くだけで、受け流しやすくなります。
話題を今の仕事に結びつけたり、昔話から役立つ情報を引き出したり、軽く共感するだけでも、会話がぐっと楽になります。
心理を意識して少し工夫するだけで、ストレスを減らしながら関係性も良好に保てます。
今日からちょっと意識して、昔話を上手に受け流す自分を目指してみましょう。
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