
「総務」とひとことで言っても、その仕事量は会社によって本当にバラバラです。
忙しすぎて時間が全然足りない会社もあれば、逆に今日1日することがほとんどなかった…なんて差もあります。
では、なぜここまで違いが出るのでしょうか。
大きな理由のひとつは、「総務部」にどんな「課」が属しているかですね。
大企業の総務は「分業制」
大手企業であれば、総務部の中に「総務課・経理課・人事課・労務課」など複数の課が存在します。
それぞれの課で業務が分担されるため、総務課の役割は電話対応や受付、社内の提出物の管理などに限られがち。
このような会社では、担当する業務の「種類」は少ないでしょう。
ただし、従業員数がとても多いため、同じ作業を膨大な件数こなさなければならず、結果的に仕事量としてはかなりの負担になります。
中小企業の総務は「何でも屋」
一方、中小零細企業では、そもそも総務に割ける人員が少ないため、どうしても業務の幅が広くなります。
経理や人事に関わる部分まで担うこともあり、まさに「何でも屋」。
大企業のように件数は多くないものの、あれもこれも手を出さなければならず、結果として日々忙しい時間を過ごすことになります。
総務の「何でも屋化」についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
関連記事:【区分明瞭】総務が何でも屋にならないために!元総務部長が実践した雑務を押し付けられない工夫と実践術あとで読む暇な総務も存在する
ただし、すべての総務が忙しいわけではありません。
中には「1日することがあまりない」という会社もあります。
例えば、中小企業の家族経営。
社長やその親族が請求やお金の管理、労務関係まで担ってしまい、総務社員は1人だけ。
会社のコアな部分は触らせてもらえず、雑用がメインになってしまいます。
従業員数も30人以下くらいになると、日々慌ただしく働くよりも、むしろ暇な時期が増えるケースも珍しくありません。
また、営業所が複数ある会社の「支店の総務」も比較的ゆったりしがちです。
本社が請求業務や労務管理を一括で担っているため、支店では庶務的な仕事が中心。
本社の総務部が忙殺されている一方で、支店は意外と落ち着いている、なんてこともあります。
DX化の有無で仕事量もさまざま
さらに見逃せないのが「DX化の進み具合」です。
いまだにタイムカードを打刻して、月末に電卓で1枚ずつ計算しながら給与計算をしている会社もあります。
そこに勤怠管理のシステムが導入されていれば、手間はまったく違います。
このように、どこまで効率化されているかによっても、総務の仕事量は大きく変わってきます。
今後はシステム導入の有無が、総務の働き方を左右する時代になっていくでしょう。
忙しさと給料のギャップ
そして、一番の悩みどころは「忙しさのわりに給料が高くない」こと。
総務は間接業務が多く、どうしても評価されにくい立場にあります。
昇給幅も低めで、忙殺される会社の総務と、暇な会社の総務とで、給与の差はあるとはいえ、びっくりするほどの違いはないのが現実です。
「これだけ大変なのに…」と感じる人も少なくないでしょう。
関連記事:給料が安いと感じるときに少し考えて欲しいことあとで読むこのように、ひとことで「総務」といっても会社の性質によって忙しさは全然違います。
毎日やることが多すぎて時間が足りない会社もあれば、暇すぎて逆に不安になる会社もある。
総務という仕事に就いている理由は人それぞれですが、あえていろんな会社の総務を経験してみるのも一つの選択かもしれません。
もしかすると「仕事量のわりに給料がそこそこ良い」なんて会社に出会えるかもしれませんね。
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