
総務の仕事をしていて、そう感じていませんか。
辞めたいほどではないけれど、気持ちが沈んだまま仕事を続けている…
そんな総務社員は決して少なくありません。
まず知っておいてほしいのは、総務の仕事が特別つまらない、おもしろくないわけではないということです。
どの業種・職種でも、同じようにモヤモヤを抱えている人はいます。
ただ、総務は業務の幅が広く「合わない役割」に当たると、つまらなさを強く感じやすい仕事でもあります。
この記事では、総務の仕事がつまらないと感じたときに、いきなり辞める前に意識してほしいポイントを、現場を見てきた視点から整理します。
今のモヤモヤを言語化し、次の一歩を考えるヒントになれば幸いです。
なぜ総務の仕事は「つまらない」「おもしろくない」と感じやすいのか
総務の仕事に対する不満は、人に言いづらく、自分の中で抱え込んでしまいがちです。
しかし、その理由を冷静に分解してみると、「総務だから仕方ない」で片付けるには惜しいケースが多くあります。
総務の仕事だけが特別つまらないわけではない
総務の仕事がつまらないと感じると、「自分は仕事に向いていないのでは」と考えてしまう人もいます。
しかし、実際には営業でも、技術職でも、事務職でも、同じように感じている人はいます。
仕事そのものよりも、「今やっている内容」と「自分の得意・価値観」が合っていないことが原因である場合がほとんどです。
つまらない原因は「総務」ではなく「役割のミスマッチ」
多くの総務社員を見てきて感じるのは、つまらなさの正体が「総務」という仕事そのものではなく、任されている役割にあるケースです。
黙々と決まったルーティンを丁寧にこなすのが得意な人が、人の相談対応や突発業務の多いポジションにいると、疲弊しやすくなります。
逆に、人と接するのが好きな人が、単純作業ばかりを任されると、物足りなさを強く感じるでしょう。
こうした「役割のミスマッチ」が仕事のやりがいを生みにくい要因のひとつになってしまいます。
同じ仕事の繰り返しが「刺激がない」と感じさせる
総務の仕事は、正確さと継続性が求められる業務が多くあります。
ただ、毎日同じ仕事を繰り返すだけだと、新しい気付きや成長を感じる機会が減り、「刺激がない」「やりがいがない」と感じやすくなります。
単純作業や雑務が悪いのではなく、そこに意味を見出せなくなった状態が問題なのです。
「そうは言っても、辞めるつもりもないし、現状を変えるなんて難しいでしょ」と感じますよね。
多くの人が、この段階で思考を止めてしまいます。
ここからは、つまらない、やりがいないと感じやすい構造と、その先の考え方についてゆっくり解説していきます。
評価されにくい仕組みが「やりがいがない」と感じさせる
総務の仕事がつまらない、おもしろくないと感じる背景には、
これらのポイントが大きく影響していることがあります。
どれだけ丁寧に仕事をしても目立ちにくく、ミスをすれば一気に注目される。
この構造そのものが、やりがいや達成感を感じにくくさせているのです。
これは個人の問題ではなく、総務という仕事が持つ仕組みの話です。
できればゼロ、ミスすればマイナスの減点方式
総務の仕事は、問題が起きないことが評価の前提になりがちです。
給与計算が正しく行われていても、防災備品が揃っていても、「できて当たり前」と受け取られます。
一方で、ひとつミスがあれば、それまで積み重ねてきた仕事が一気にマイナス評価になる。
この減点方式の評価構造が、総務社員のやりがいを静かに削っていきます。
【評価のギャップ】総務が「評価されない」と言われる本当の理由と評価されるための行動
作業に慣れるほど「誰にでもできる仕事」と思われやすい
同じ業務を長く続けていると、作業スピードも精度も上がります。
しかし、その成長は周囲から見えにくく、
と勘違いされやすくなります。
本来は経験が必要な業務でも、表に出ないことで価値が伝わりにくくなり、物足りなさを感じる原因になります。
会社の方針によって総務のやりがいは大きく変わる
会社が積極的に動いているか、現状維持を重視しているかによって総務の仕事の刺激や、やりがいは大きく変わります。
新規営業所の出店や新事業の立ち上げ、新商品の構想などがある会社では、総務も対応に追われますがその分、変化や学びが多くなります。
一方で、大きな動きが少ない会社では、業務が固定化しやすくマンネリを感じることもあります。
実は総務の仕事はひとつじゃない|役割の違いに目を向ける
総務と一括りにされがちですが、実際の現場では、役割は自然と分かれています。
この違いを知るだけでも、つまらなさの正体が見えてくることがあります。
「総務がつまらない」と感じる背景には、仕事内容そのものよりも、自分に合わない役割を任されているケースが少なくありません。
役割の違いを意識せずに働き続けると、違和感の原因に気づきにくくなってしまいます。
総務は「雑務ひとまとめ」の仕事ではない
総務は何でも屋のように見られがちですが、実際には、人と接する役割が中心の人と、デスクワークが中心の人に分かれています。
同じ部署でも、求められる力や日々の刺激は大きく異なります。
また、新しい法律や規則改正などによって、申請する書類の準備など初めて取り組む業務も担うため、得意・不得意が生まれやすい仕事でもあります。
業務の幅が広い分、「全部同じ総務の仕事」と捉えてしまうと、本来感じられるはずの達成感や成長に気づきにくくなる点も、総務ならではの特徴です。
人と接する仕事が好きな人が向いている総務の役割
新しい刺激が欲しい人、日々の変化を楽しめる人は、人と接する役割が向いています。
社員対応、問い合わせ対応、上司に同行しての調整業務などは、毎日状況が変わり、気付きも多い仕事です。
忙しさはありますが、「同じことの繰り返し」感は薄くなります。
相手の反応が直接返ってくるため、自分の対応次第で感謝されたり、空気が和らいだりする瞬間があるのもこの役割のやりがいと言えるでしょう。
コツコツ作業が得意な人が力を発揮できる総務の役割
一方で、落ち着いて作業に集中したい人には、集計作業や提出物管理、ルール整備といった役割が合います。
派手さはありませんが、会社を支える重要な仕事です。
自分の強みを活かせる役割に就けると、仕事への不満は大きく減ります。
成果が目に見えにくい分、評価されづらさを感じることもありますが、トラブルを未然に防いでいるという点では非常に価値の高い役割です。
「つまらない」と感じたら辞める前に試してほしいこと
総務の仕事がつまらないと感じたとき、すぐに「転職」を考える必要はありません。
気持ちが沈んでいるときほど、視野は狭くなりがちです。
一度立ち止まり、「本当に変えられないのか」を冷静に整理するだけでも、選択肢は意外と残っていることに気づけます。
まずは、今の環境でできることを試してみてください。
総務部の中で役割を変えられないか考えてみる
総務は業務の幅が広いため、部署内で役割を変えるだけで、仕事の見え方が大きく変わることがあります。
「この業務を一部担当してみたい」と提案するだけでも十分です。
義務感だけで続けるより、ずっと前向きな選択になります。
大きな配置転換でなくても、補助的に関わるだけで気分が変わることがあります。
自分の関心や得意分野を伝えることは、決してわがままではありません。
単純作業でも「効率化」を意識すると見え方が変わる
同じ作業でも、業務の効率化を意識すると、仕事の意味が変わります。
なぜこの手順なのか、もっと簡単にできないかを考えることで、単純作業にも改善の余地が見えてきます。
小さな工夫が、新しいやりがいにつながることもあります。
改善の積み重ねは、後から振り返ったときに「自分が会社を支えていた実感」につながります。
評価はすぐに見えなくても、自信として確実に残ります。
どうしても変えられないなら転職を考えるのもひとつ
部署内でどうしても役割が固定されている場合は、転職を視野に入れるのも選択肢です。
ただし、次も総務職を選ぶなら注意が必要です。
総務の仕事は会社によって内容が大きく違うため、業務範囲を慎重に確認することが大切です。
「総務だから同じだろう」と思って選ぶと、同じ悩みを繰り返すこともあります。
仕事内容だけでなく、会社の方針や風土まで見ることが重要です。
総務の仕事を続けるか悩んだときに考えてほしい視点
「つまらない」と感じる自分を責めなくていい
仕事がつまらないと感じることは、決して悪いことではありません。
それは、自分に合っていない部分に気付いたサインでもあります。
感情を否定せず、整理することが次の行動につながります。
総務を辞める前に一度整理しておきたいこと
総務ってつまらない。転職しようかな…
そう考える総務社員に一度、立ち止まって考えて欲しいポイントがあります。
辞めたいと思う理由が、
切り分けて考えるだけでも、気持ちは少し楽になり、冷静な判断をしやすくなります。
そんな総務の仕事を辞める基準については、こちらの記事をチェックしてみてください。
【もう限界…】総務の仕事がつらくてもう辞めたい…つらい原因と“辞める前に整理したいこと”
まとめ|総務の仕事がつまらないと感じたあなたへ
総務の仕事がつまらない、おもしろくないと感じるのは、あなたの能力や姿勢の問題ではありません。
仕事の性質と役割が合っていないだけの場合も多いのです。
辞める前に、役割を見直す。視点を変える。
その小さな一歩が、今のモヤモヤを和らげるきっかけになるかもしれません。
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