【自由奔放】お酒が入ると急におしゃべりになる社員が抱える会社への「危うさ」とは

ビールを飲みながら楽しそうに話す男性社員

普段は無口でおとなしい印象の社員が宴席では急に饒舌になる。

そんな姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

あの人、こんなに話す人だったんだ…

と驚かれることもしばしば。

もちろん、それが場を盛り上げることもありますが一歩間違えるとトラブルの火種になることも。

今回は、そんな「お酒が入るとおしゃべりになる社員」の特徴や背景、そして社内、社外への影響について考えてみましょう。

お酒が入ると急におしゃべりになる社員の特徴

お酒の場になると、突然会話が止まらなくなる社員にはいくつか共通点があります。

たとえば、

普段あまり感情を表に出さない
職場のストレスや本音を溜め込んでいる
毎日時間に追われながら仕事をしている

そんな人ほど一気に開放的になる傾向があり、お酒の席を「発散の場」として利用しがちです。

このような特徴について詳しくみていきましょう。

普段のストレスを発散している

普段、仕事上で不満やストレスを抱えていても職場では口に出せない社員も多くいます。

そうした人にとって、お酒の席は心を解放できる数少ないチャンス。

気が緩み、つい日頃の鬱憤を話してしまうこともありますね。

あの上司には納得いかない
自分の評価が低すぎる

などの本音がアルコールによって一気に噴き出してしまうのです。

本人は単なる「吐き出し」のつもりが行き過ぎた発言は周りの人にはネガティブな印象を残すことも。

お酒の場でしか自分を表現できない

日常的に自己主張が苦手な人にとって、お酒の場は「許された自己表現の場所」になっている場合があります。

しかしこの「お酒の力を借りないと自分を出せない」という傾向は裏を返せば、日常のコミュニケーションに課題があるとも言えます。

こうしたタイプの社員は、自分の中に溜め込んでいた思いを一気に話す傾向があります。

しかし、ときには勢い余って不用意な発言をしてしまうリスクも少なくありません。

忙しい業務がひと段落したとき

忙しい日々を過ごし、業務がひと段落したときのお酒の場は、気が緩みやすくなります。

人によっては忙しい日々を乗り越え、無事に業務を終えたご褒美と思っているかもしれません。

頑張った自分を労うことはとても良いことですね。

しかし、この気の緩みがおしゃべりを助長することになることも。

度が過ぎる発言や行動によって後悔をすることがないように。

少量でも酔いやすい体質

体質的にお酒に弱い人は、少量のアルコールでも急激にテンションが上がったり判断力が鈍ったりすることがあります。

本人の自覚がないままに、気分が高揚して口数が増えることも珍しくありません。

普段、お酒を飲む機会が少なくお酒に慣れていない人ほど少量でも急にテンションが上がり、おしゃべりになる傾向があります。

参加者全員に言えること:開放的な空間は誰でも気が緩む

居酒屋などのリラックスした空間は職場の堅苦しさとは正反対。

そんな開放的な雰囲気は誰しも気が緩み、普段は抑えている感情や言動が顔を出しやすくなるものです。

こうした雰囲気によって気が緩んだ結果、思わぬ発言につながることもあります。

普段なら絶対に口にしないようなことでも、場のテンションとアルコールが相まって、タガが外れてしまうことも。

こうした状況は、誰しも起こり得ることと心得ることが大切です。

おしゃべりに潜むトラブルの芽

お酒が入るとおしゃべりになること自体は、雰囲気を和らげる一面もあります。

しかし、その裏側には見過ごせないリスクが潜んでいます。

特に職場の人間関係や社内機密に関わるような発言は要注意。

たとえ冗談のつもりでも受け取られ方によっては深刻なトラブルにつながりかねません。

また、その場にいない人のことを話題にした場合、翌日には違った形で本人に伝わってしまうことも。

「言った・言わない」の揉め事や、職場内の信頼関係の崩壊を招く原因になり得るのです。

憶測や噂話に潜む人間関係の悪化

お酒の席で「上司への批判」や「会社への不満」を話すことは、誰しも一度は目にしたことがあるのでは。

しかし、行き過ぎた発言は聞く人にとって苦痛であり場合によっては普段の業務に支障をきたすこともあります。

特に、職場で仲良くしている同僚を中傷するような悪口や、会社の不満については要注意。

このとき「憶測」や「噂話」で話すことも多く、根拠のない情報が飛び交い盛り上がることもしばしば。

しかし、このような話題は、あっという間に社内に広まってしまうため時には誤解を招き人間関係を悪化させることもあります。

【実話】人間関係の悪化が離職のきっかけに

実際に私が経験した話です。

社員Aと社員Bはとても仲の良い社員でした。

しかし、Bさんがいないお酒の席で、

社員Bは残業時間をいつも不正に申請している

という話を聞きました。

その場にいたAさんは、Bさんへの見方が疑心や不信に変わっていき会話をすることも減っていきました。

Bさんへ事実確認をしたところ、1度だけ入力ミスにより残業時間を30分多く申請していたようです。

その1度のミスを毎回しているかのように誇張して話をした結果、2人の関係性が壊れてしまい、Bさんが退職する事態になってしまいました。

採用や業務調整が必要になるなど多くの業務が発生。

しかも3月という年度末での対応だったため、とても忙しく対応したことを覚えています。

こうした話は、たとえ悪意がなくても聞いた人の解釈や立場によって尾ひれがつき、当事者に不信感を与えてしまいます。

人間関係のヒビは、「何気ない一言から始まることもある」そう肝に銘じておく必要があります。

周りの人へ絡んでしまう

お酒が入ると、おしゃべりが過剰になり、アクティブになります。

場合によっては、周囲の人に絡んでしまう社員もいますね。

本人は親しみやすく振る舞っているつもりでも相手によっては不快。

特に業務上あまり接点のない社員や、上司に対して馴れ馴れしく接すると場の空気が一気に冷えることもあります。

だれが聞いているかわからない危険性

飲み会の席だからといって、安心しきって話してしまうのは非常に危険です。

たとえ社内メンバーだけの会であっても、隣のテーブルに他社の関係者や取引先の人がいた場合、重要な情報が漏洩する可能性もあります。

取引先への批判的な発言
社内情報の漏洩

は、とても大きな問題へと繋がりかねません。絶対に避けなければならない行動です。

社外では取引先の話はNG

飲み会の席であっても、社外で取引先の話をするのは控えましょう。

たとえ相手が信頼できる同僚でも、その会話がどこかで漏れれば大きなトラブルにつながる可能性があります。

特に個人情報や契約内容は厳禁です。

実際に、お酒の席で取引先を批判した社員の話が偶然居合わせた他社の耳に入り、取引先に伝わってクレームになったケースもありました。

結果として謝罪、担当者変更、契約の見直しにまで発展しました。

「大丈夫だろう」という油断が信頼を失うきっかけになります。

現代特有のリスク:SNSによる拡散のリスク

何気ない発言がSNSなどで切り取られて拡散されるリスクも、現代では無視できません。

自分の発言が思わぬ相手に届いてしまうことも十分にあり得え、決して芸能人やインフルエンサーだけの話ではありません。

我々の身近なところにもこうしたリスクはあると認識しなければいけませんね。

酔いが回ると判断力が鈍る分、発言内容への注意が疎かになりがちなので特に注意が必要です。

トラブルを未然に防ぐ対策

社員がお酒の席でトラブルを起こす前に、会社や総務、幹事役ができる予防策は意外と多くあります。

強く指導するのではなく、自然に場をコントロールする工夫を凝らすことがポイントですね。

ここでは、そんなトラブル未然防止の具体的な方法をご紹介します。

飲酒ペースを調整する人を付ける

飲み会の場に1人「場の空気を読む人」がいると安心です。

たとえば、飲みすぎている社員に水をすすめたりペース配分を気にしたりです。

私自身も対応することが多かったのですね。

私の場合は実際に、私が一杯飲み終わるまで次の注文をさせないように飲酒ペースの調整をしていました。

本人が悪気なくお酒を重ねてしまうケースも多いため、周囲の自然なフォローが重要になります。

堅苦しく注意したりするのではなく、あくまで雰囲気を壊さず自然にペースを整える心配りがポイントですね。

話題を自然に変える

会話の流れを読んで、適切なタイミングで話題を変える力も場を円滑に進めるうえで大切です。

誰かがネガティブな話や危うい内容に触れたときに「そういえば最近どう?」と明るい方向へ自然に切り替えられると、深刻な空気になるのを防げます。

趣味や最近観た映画の話、社内でのちょっとしたポジティブな出来事など何気ないもので良いですね。

大切なのは、ネガティブな話題が深堀りされるのを防ぐことです。

一次会だけで切り上げる提案

トラブルが起きやすいのは、実は一次会よりも二次会・三次会。

時間が遅くなるほど酔いも回り、判断力が鈍る人も増えてきます。

そこで多くの社員が集まる席では、「一次会でお開きにしよう」と幹事や上司が事前に伝えておくと効果的です。

一次会で楽しく終われれば、全体の印象も良く後味の良い飲み会になり次回の飲み会への参加にも抵抗が少なくなりますね。

歓談中に軽いゲームなどを挟む

話題が偏ったり、重たい雰囲気になったときに有効なのが、「軽いゲーム」の導入です。

ビンゴやミニクイズ、連想ゲームなど、ルールがシンプルで全員が参加しやすいものを用意しておくと、場の空気をガラリと変えることができます。

特にお酒が入ると饒舌になるタイプの社員が一方的に話す流れを防ぎ、全体のバランスも取りやすくなります。

話すことに偏らず、笑いや交流を生むこともトラブルを起こさない抑止力になります。

まとめ

お酒が入ると突然おしゃべりになる社員は、決して悪意があるわけではありません。

むしろ、普段抑えている気持ちが表に出る瞬間でもあり、その人の本音やストレスを垣間見るチャンスかもしれません。

しかし、その「解放」の仕方によっては周囲に不安やトラブルの種をまいてしまうこともあるのが現実です。

会社としては、ただ締め付けるのではなく自然にコントロールできる環境づくりの意識が大事。

お酒の場を安全かつ有意義な時間にするための配慮を、ぜひこれらのことを意識してみてください。

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