
職場の空気を一気に重くする存在、それが「ネガティブ社員」。
みなさんの職場にはいませんか?本人に悪気がなくても、その発言や態度が周囲にじわじわと悪影響を与えることも。
この記事では、そんなネガティブ社員の特徴と生まれる背景、職場への影響、そして対応策についてまとめています。
ネガティブ社員に見られる主な特徴
ネガティブ社員の行動や言動を観察していると、いくつかの共通する特徴が見えてきます。
代表的なのが、日常的に愚痴や不満をクチにすることで、職場の雰囲気を暗くしてしまうことです。
一見ただの愚痴っぽい人にも見えますが、常にマイナス思考で物事をとらえ、前向きな意見や提案には「どうせ出来ないから」と懐疑的。
さらに、溜め息も多いのも特徴ですね。そんなネガティブな社員の特徴について見ていきます。
性格が根っからネガティブ
幼少期からの価値観や家庭環境の影響で、物事を常にネガティブに捉えるクセがついている人もいます。
本人にとっては「慎重」であることが美徳でもあり心配性のケースもあります。
そのため、なかなか意識を変えるのが難しいという側面もあります。
本人は悪気がなく普通の感覚だと思っている
こうした感覚は、本人の考え方の深いところに根付いているため変えることが難しいです。
ポジティブ思考の人にとっては、「なぜそんな考え方になるのか?」と理解しづらいと感じるのではないでしょうか。
しかし、逆に言えばネガティブ思考の人にとってはポジティブな人の考え方がまったく理解できないと感じているものです。
こうした感覚の大きな違いがネガティブ思考がなかなか変わらない大きな要因ですね。
自己中心的な考え方
「どうせ自分が損をする」「自分だけが大変」といった思考に陥る人は、他者への共感よりも自己防衛を優先しがちです。
このタイプのネガティブは、周囲の空気を読むことが難しくトラブルの火種になることも。
また、思考が内面寄りになるため自己中心的な考え方にもなりがちですね。
この考え方が頑なになると、会社の規則や命令を無視するようになることもあります。
そのような社員についても別の記事で詳しく解説しているので、ぜひ、そちらも見てみてください。
【自己中社員】会社の規則や命令を無視する自己中心的なモンスター社員の特徴と対策
評価されないことを周りのせいにする
自分の仕事の成果を過大評価することもあります。
そのため、自分の評価が満足いかない場合は「周りの社員や会社のせいだ」と思い込むことも。
場合によっては「被害妄想」までエスカレートすることもありますね。
自分の仕事を省みる機会がないため、「どうせやっても評価されない」という考え方にもなってしまいます。
これでは前向きな発言はなかなか期待できませんね。
周りへの影響を想像できない
自分本位な考え方から、自分の発言や態度が職場全体に与える影響を理解していないこともあります。
悪気がなくても、ネガティブな発言を繰り返すことで、無意識に人のやる気を削いでしまうことが多いものです。
特に隣の人や対面の人は、ネガティブ発言を受ける頻度が多くなり、嫌になりますよね。
業務内容とスキルが合っていない
本人の得意分野やスキルとかけ離れた仕事を任されていると、ミスや指摘が増え自信を喪失しやすくなります。
これが長く続くと「どうせ私なんて…」という思考になり、ネガティブの悪循環に陥ります。
もともと積極的に挑戦する意識が薄いため、難題を乗り越える力が乏しいことも要因ですね。
職場環境がネガティブを助長する場合も
風通しが悪く成果ばかりを求められる職場では、誰もが精神的に追い詰められがちです。
そうした環境では、
風潮になっていることも。
もともと前向きだった人も徐々にネガティブに傾く可能性があるため、環境要因にも注意が必要ですね。
職場に与える悪影響
ネガティブ社員が一人いるだけで、職場の雰囲気が一変することもあります。
モチベーションの低下やチームワークの乱れ、パフォーマンスの停滞など…
目に見えない部分からじわじわと影響が広がっていき、気がつけばみんなどこか疲れた雰囲気になっていることもありますね。
ネガティブな言葉が波及する
ネガティブな発言は職場の士気を下げると同時に、耳に残りやすいため影響力も大きいです。
本来ポジティブな社員も日々ネガティブな発言を浴びせられ続けると、さすがに萎えてしまいます。
次第にストレスが蓄積されていき、業務への取り組む姿勢も消極的になってしまうかもしれません。
会社への不信感をばら撒く
自分の不満を会社に向ける場合「会社の〇〇が良くない」「何もわかっていない」と主観で話すため、時には全く根拠のない情報を妄想だけで発信することもあります。
事情を知らない社員にとっては、それを鵜呑みにしてしまうこともあります。
さらに、そうした会社のネガティブな話は広がるスピードが早いのも問題です。
経営層が知らない場所で会社への不信感が募っているケースもあります。
一致団結しにくい
チームでの協力やプロジェクトの推進には、ある程度のポジティブな姿勢が欠かせません。
常に否定的な態度をとる人がいると、意見がまとまらず協力し合う空気も生まれにくくなってしまいます。
例えば、新しいプロジェクトを進めようとする場面で「そんなの無理に決まってる」などとネガティブな意見を挟まれると議論が停滞してしまいます。
健康衛生面での弊害
慢性的なネガティブ思考はストレスを蓄積し、心身の不調にもつながります。
本人が体調を崩すだけでなく、周囲の社員にも緊張感や不安が広がることで職場全体の健康リスクが高まってしまいます。
と思いながら出勤するのはとてもつらいですよね。
ネガティブ社員への対策
ネガティブ社員への対応は簡単ではありませんが、放置するほど状況は悪化します。
環境を見直したり、コミュニケーションの工夫をすることで少しずつ時間をかけて改善することが良いでしょう。
成功体験の蓄積
ネガティブな社員は仕事に対して「成功体験」や「達成感」が少ないため、この点を本人に実感させるよう努めます。
周りの社員で褒めたり、労ったりしましょう。
「どうせ出来ない」から「出来たときの充実感」を感じてもらう工夫が大事ですね。
「どうせ出来ない」の前に「そもそもやってない」
ネガティブ思考では、新しいことを始めるとき「どうせ出来ない」と先に考えてしまいます。
しかし、それ以前に「やっていない」ことがほとんどですね。
頭のなかだけで考え、すぐに「出来ない」と結論付ける思考になってしまっています。
こうした思考を変えるために、
意識を植え付けること。
やってみると意外に簡単にできたと感じたことはありませんか?
そうした体験をする機会を多く儲け、実体験として体感してもらうことも試してみても良いのでは。
違う環境へ配置換え
現在の職場や業務内容が本人に合っていないケースも考えれます。
部署の異動や仕事内容の見直しによって本人の意識が変わるかもしれません。
適材適所を見極め、本人の持ち味を活かせる環境を探ることが大切です。
配置換えは他の社員のことも考えて行う
ネガティブ思考な社員を配置換えすることで、働く意欲に変化があるかもしれません。
しかし、このとき注意するポイントは、「他の社員も配置換えを希望していないか」という点です。
仕事内容が合っていなくても必死に頑張っているかもしれません。
そうした社員は目に止まることなく、普段の業務をこなしています。
ネガティブ社員を何とかしようと考え配置転換をした場合、そうした社員からは、
など、不満を持ってしまうかもしれません。
こうした点から、配置換えを行う場合は会社の制度として組み込むことも有効です。
年に1回、配置換えや部署異動の希望を聞く機会を設ける。
こうした機会を作ることは、不公平な配置換えによる不満を起こさせないためにも必要ですね。
職場のポジティブな雰囲気作り
ネガティブな発言が多く職場の士気を下げる社員に対しては、そのような発言がしにくい環境を作ることです。
そんな職場環境は、自然とネガティブ発言を減らす雰囲気が作られます。
否定ではなく「どうすれば良くなるか」を軸にした会話がカギです。
責任ある仕事を任せると意識が変わるのか?
責任ある仕事を任せて、前向きな意識への変化を期待する。
このようなことを考えたことはありますか?
私の経験ですが、この方法は実際には効果が薄いことが多いように感じます。
私が実際に行ったことですが、ネガティブな社員に4名から成るプロジェクトのリーダーになってもらい「社内研修の内容とスケジュールの適正化」を任せたことがあります。
結果は、成果がまったく得られず時間だけが浪費されました。
原因は、人の動かし方や進め方自体が分からなかったようです。
ネガティブな社員は「物事の外」から批判することには慣れていても、「物事の中心」に立ったときには何も動かせないことが多いのではないでしょうか。
プロジェクトを任せるやり方は関わる社員の時間も取らせてしまいます。
そのため、経験上あまり効果的ではないように思います。
まとめ
ネガティブ社員の存在は、職場全体に影響を与えてしまいますが、もともとの性格が原因のケースがほとんどです。
この点を良い方向へ向かわせるのはとても時間がかかります。
無理に変えさせるのではなく、日々の業務で成功体験や前向きな取り組みを少しでも多く繰り返すことで徐々に変化が表れていきます。
周りの社員には負担になるときもあるかと思いますが、攻撃的な物ではないため、じっくりと付き合い、良い方向へ向かわす根気も必要ですね。
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