
感情に任せて、人や物に怒りをぶるける迷惑なモンスター社員。
職場の空気を悪くし周りの社員もストレスが溜まります。
本記事では、彼らの特徴、生まれる背景、職場への影響、そして具体的な対策について解説していきます。
人や物に当たる社員の特徴
このような社員は
など、威圧行動を取ります。
自分のイライラをうまく言葉で表現できないため、解消法として人や物に当たる傾向があり精神的に未熟な人が多いです。
それらの特徴を詳しく見ていきましょう。
もともと短気で感情を抑えられない
もともと短気な性格で感情をコントロールするのが苦手な人は、些細なことでイライラしやすく怒りを抑えられません。
特にストレス耐性が低い場合、職場の小さな出来事にも過剰に反応し周囲に攻撃的な態度を取ることがあります。
また、どのタイミングで怒るか予測ができないことも特徴です。
こうした性格的な要因は、本人の努力だけでなく職場環境によっても悪化することがあります。
ストレスを自己解消できない
過度なストレスを抱えた時、このような社員は自分の感情をうまく処理できず、周囲に当たることで発散しようとします。
ストレスと上手く付き合っていくことができていないため、ストレスを抱えると瞬間的にカッとなり冷静さを失ってしまい、その解消法が周囲に当たるものになってしまいます。
神経質な人ほどストレスを抱え込みやすい?
少し観察してみると、ストレスを抱え込みやすい人にはこんな特徴が見られます。
こうした性格の人は、日常の中で常にストレスを感じやすくなっています。
そして、そのストレスをうまく解消できないとき人や物に当たってしまうことがあるのです。
本人の性格傾向が、そうした行動に大きく影響している場合も少なくありません。
視野が狭く物事を客観的に見られない
主観と感情が強く、物事を冷静に広い視野で見ることができなくなり問題の本質を理解するのが難しくなります。
状況を客観的に判断することができず、物事を自分の都合で解釈し感情的に反応するため問題解決が困難になります。
冷静になり、話し合いをすれば簡単に解決することも感情が入ってしまうため問題が大きくなることも。
一方的に相手が悪いと決めつける
自分が関係している問題に対して他人や環境に責任を押し付けがちです。
このような社員は、他者の立場を理解しようとせず冷静に対応することができません。
相手のせいにすることで自分を守ろうとするため対話や解決が難しくなります。
自分の非を認めず、省みることがないため改善する機会も少ないですね。
自己中心的な解釈をする
このような社員は、周囲の行動や言動を自己中心的に解釈し他人の意図や感情を考慮しません。
コミュニケーションが一方通行になり協調性を欠いた行動が目立つことがあります。
その結果、周囲の人々と衝突を起こし頻繁に職場内でトラブルを引き起こすようになりかねません。
自己中心的な考えが、さらにエスカレートすると会社の規則や命令を無視するようになります。
そんな自己中な社員への特徴と対策についての記事はこちら。
【自己中社員】会社の規則や命令を無視する自己中心的なモンスター社員の特徴と対策
このような社員が生まれやすい環境と背景
常に業務が多く気持ちに余裕がない
業務量が多く、社員が常に忙しくしている環境ではストレスが溜まりやすく気持ちに余裕を持てなくなります。
これが原因で、突発的なストレスを感じると、感情的になりやすく他者に当たるようになる場合があります。
そのため業務の過剰な負荷を避ける、特にもともと短気な性格の社員には注意が必要といえますね。
チームで行う業務が少ない
個人での業務が多く、チームでの協力が少ない環境ではコミュニケーション不足が生じます。
対話や意識の共有が不足するためモヤモヤした感情が積もりやすくなります。
さらに、チームでのサポートがないため自己中心的な行動が強調されることがあります。
周りの社員との対話を通じてストレスが軽減されることもあるため、この機会が少ないことも要因のひとつですね。
上司が上手く対処できない
暴力的な言動や行動が酷いと「上司も対応できない」ことがあります。
上司が指導や注意を避けることで本人は「何をしても許される」と錯覚。
さらにエスカレートしてしまうこともあります。
本来ならば早く対処すべき問題ですが管理職が躊躇したり、うまく対応できないと職場全体がモンスター社員に振り回される結果になります。
暴力に怯えて放置状態
職場の同僚や上司がモンスター社員の怒りを恐れ、何も言えなくなることがあります。
という心理から注意を避けるようになり結果的に問題行動が放置されてしまいます。
この悪循環が続くと、モンスター社員はさらに大胆になり職場の秩序を乱す存在になってしまいます。
職場に与える影響
怯えながら仕事をする羽目に
怒鳴られたり、物に当たられたりすることで周囲の社員は常に緊張状態に陥ります。
と、怯えながら仕事をする環境は非常にストレスを感じ本来の業務に集中できません。
特に社歴の若い社員ほど構えてしまうかもしれません。
何よりも、物や人にあたる行為は直接関わっていない社員であっても不快で、その影響範囲も大きくなります。
意見交換ができなくなる
職場では意見を交わしながら仕事を進めることもよくあります。
しかし、このような社員とのやり取りは
と萎縮し、結果として建設的な議論ができなくなってしまいますね。
特に、創造性やチームワークが求められる職場では、大きな損失となります。
退職者が続出するリスク
モンスター社員の影響が長引くと、職場の雰囲気が悪化し働きにくさを感じた社員が次々と辞めていくことになります。
特に優秀な社員ほど、より良い職場環境を求めて転職する可能性が高くなります。
一度退職者が続出する流れが出来てしまうと「残されたくない」という心理から一気に退職者が増え組織が崩壊してしまうリスクもあります。
本人自身も居場所を失う
モンスター社員は職場の中心で振る舞うことが多いです。
しかし、短期的には職場で振る舞えていても長期的に見ると周囲からの信頼を失い孤立するケースが多くなります。
「あの人には関わらない方がいい」と思われるようになり、仕事を任せてもらえなくなることも。
最終的には自分自身のキャリアにも悪影響を及ぼすことになります。
そんなモンスター社員への対策
本人へのデメリットを伝える
モンスター社員に直接注意すると逆上することもあるため感情的にならず
といった具体的なリスクを示すことで、本人に冷静になってもらい、認識してもらうことを心掛けましょう。
退職者が出る重要性を理解してもらう
本人の行動が改善されなければ、周囲の社員が職場に居づらくなり退職者が増える可能性があります。
人材流出は企業にとって大きな損失であり、この点を冷静に伝えることが重要です。
私自身、現場では「壊れた物は買い替えられるがあなたの行為で辞めた社員は替えがきかない」とよく伝えていました。
人手不足に悩む企業が多い今、離職の影響を本人に自覚させることも必要です。
指示をするときは会社側も気を付ける
誰でも瞬間的に怒りを感じることはあります。
会社側も理不尽な指示や過度なストレスを与えないよう注意が必要です。
そんな小さな工夫だけでも無用な衝突を減らせます。
指示を出す際は、命令口調や否定的な表現を避け論理的かつ冷静に伝えることが大切です。
例えば、「これをやってください」ではなく「〇〇のために△△をお願いします」と理由を添えるだけで相手の反発を和らげられます。
会社としての対応を統一し放置しない
モンスター社員の対応は、個人の判断に委ねるのではなく、会社全体で統一したルールを設けることが重要です。たとえば、
など明確な基準を設けることで、対応が後手に回るのを防ぐことができます。
会社のルールの下に判断することで、公平性も保たれます。
とはいえ、それでも全く改善が見られないことも事実。
そうした事態には、会社としても毅然とした態度が必要であり場合によっては厳格な処分も必要かも。
モンスター社員の処分についてはこちらの記事をご覧ください。
【最終決断】モンスター社員を辞めさせるには?総務が知るべき適切な対処法と解雇の進め方
まとめ
モンスター社員は職場の雰囲気を悪化させる厄介な存在ですが、適切な対応を取ることで被害を最小限に抑えることが可能です。
早めの対応が重要であり、周囲が毅然とした態度を取ることが職場環境の改善につながります。
また、暴力行為はどのような理由があっても許されるものではありません。
パワハラやモラハラが注目されている昨今、このような職場では離職が増えます。
そのため、会社として、総務として放置するのではなく、早期の対応がとても重要になりますね。
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